新制度学派経済学 (The New Institutionalist Schools)

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人 vs. 制度: 企業と戦うチャップリン、「モダンタイムズ」より

 「新制度学派」は、政治的、歴史的、経済的、社会的な制度、たとえば政府、法律、市場、企業、社会慣習、家族等々を、新古典派経済学理論で説明しようとする学派の束を指す。新制度学派は、 シカゴ学派の「経済帝国主義」――つまり新古典派経済学を使って、通常は経済学の対象外とされる人間社会の領域を説明しようとする動きから派生したものだと言える。この意味で、新制度学派は古いアメリカ制度学派の正反対だといえる。昔の制度学派は、他の社会科学で行われている説明を経済学のほうに持ち込もうとしていたからだ。

 「新制度学派」という用語は、ふつうはロナルド・コース、アルメン・アルチアン、ハロルド・デムセッツ、オリヴァー・ウィリアムソン等による、取引コストや財産権パラダイムに関する研究だけを指すことが多いけれど、でもそれを拡大して、非市場的な社会関係に関する「経済」理論(たとえばベッカーミンサー)、政治プロセスの経済理論 (ブキャナンタロックの「公共選択」学派)、法学や司法プロセスへの経済理論 (つまりポスナーランデスの「法と経済学」運動)、社会経済史への経済理論適用 (フォーゲルノースの「新経済史」学派」に適用しても十分に意味はある。

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