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ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』要約、16 章

山形浩生 (全訳はこちら

16 章 資本の性質についての見解あれこれ

Abstract

  1. 貯蓄はすぐに投資にまわるわけじゃない。多くの人は、いつか使うかも、というだけでお金を貯め込むので、貯蓄は死蔵されることもある。

  2. で、資本は少なければ活躍して高い効率を上げるけれど、資本が増えると効率は下がり、どこかで効率ゼロになる。すると、それ以上投資が起こらなくなり、消費需要だけでは完全雇用が実現できなくなる。

  3. すると自由放任のもとでは、資本や設備が多い社会のほうが失業が高く生活水準も低いことになりかねない。

  4. いずれ、資本の効率はゼロになり、貯金の金利で喰うこともできなくなるかも。よいことです。

  5. その場合でも、リスクを負担することで収益を得る道はある。


本文

Section I

Section II

Section III

Section IV

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2011.10.10 YAMAGATA Hiroo (hiyori13@alum.mit.edu)


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