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ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』要約、17 章
山形浩生 (全訳はこちら)
17 章 利子とお金の本質的な性質
Abstract
- お金はほかの財にくらべて、勝手に作れない点、代替がきかない点、いくらでも貯蔵できる点が特徴。小麦で計った小麦の利率とか、計算できなくはない。でもいまの条件から見て、お金より利率は低くなってしまう。
- お金は、みんなが契約でお金を基準にするとか、賃金がお金をもとに下方硬直性があるとかいう点から、流動性が保証されている。そこには、上の各種条件も効いてくる。
- これらのために、お金の供給が一定だと金利は高くなりすぎて、社会が豊かになって富の蓄積が増えると、その水準を超える新しい投資がみつからなくなってしまう。
- お金のない物々交換社会では、こんなことは起きない。
- 古典派は、金利は完全雇用を達成する水準になると信じていた。でもそれは現実的にも理論的にも妥当でない。そんなところから出てくる政策提言も見るに値しない。
本文
Section I
- 1. これまでの議論からするに、お金に対する利率は雇用水準を決めるのに特殊な役割を果たす。資本設備が更新されるために、その設備が実現すべき限界効率の基準を決めるんだから。でも、これはふしぎなことだ。そもそもお金にしか利子がつかないって、不思議だと思わない?
- 2. 金利というのは、お金が将来(たとえば一年後とか)に届けられるよう契約されたお金の超過分比率だ。だったら他の資産でも同じような概念があってもいいだろう。今日 100 キロの小麦があったら、それを一年後に届けるなら 105 キロにしますというのがあっていいと思わない?小麦利率とか銅利率とか、資産ごとにちがう利率があるべきじゃない?
- 3. 確かに小麦なんかにはスポット価格と先物価格があり、その差が小麦利率と言えなくもない。でも先物価格というのも、お金で表現される。「1 年後の小麦 100 キロは現在の小麦 95 キロに相当」なんてことは言わない。だからここでもお金の利率が問題になる。
- 4. 小麦の現在の価格が、100 キロ 100 円だったとしよう。そして一年後の小麦先物価格が、100 キロ 107 円で、お金の金利は 5% だったとする。小麦利率はいくらだろう?
今のお金 100 円は、将来のお金 105 円を買える。将来の 105 円は、将来の小麦 \(\frac{105}{107} \times 100 = 98\) キロを買える。一方、現在のお金 100円は、現在の小麦 100 キロを買える。ということは、現在のスポット小麦 100 キロは、一年後の先物小麦 98 キロを買えるという計算だ。ということは、小麦利率は年率マイナス2% ということになる。
- 5. つまり、お金の利率と小麦の利率はちがうし、その他の商品についても利率はちがう。先物市場を見ても、スポット価格と先物価格のちがいは商品ごとにえらくちがう。
さて、その中で重要なのは、いろんな財の中でその利率が最高になるものだ。資本設備が更新されるためには、その限界効率はこの最高の利率と競合しなくてはならないから。他の資産はいろんな理由で「利率」が下がるので、お金の利率が最高になることが多い。だからお金の利率、金利ばかりが問題にされるわけ。
- 6. ちなみに、先物商品どころか、お金だってポンドとドルとでは金利がちがう。
- 7. さて、資本設備の限界効率は、どんな商品を使っても計算できる。ある設備について、小麦で計った効率ってのが言えるわけだ。でも、その基準となる財の値段が変動すると、効率の計算もそれに応じて変わる。
- 8. というわけで、各種の財を統合した市場平均になるような財があれば、それを使って「ザ・利率」「ザ・設備の限界効率」みたいなものを計算できる。でもそんな財を考えるのはむずかしい。
- 9. で、お金は各種の商品の一つでしかないので、それを特別扱いする理由もないようにも思える。じゃあ、なぜ特別扱いされるの?
Section II
- 10. じゃあ、いろんな財について一年後の利息がどうなるか考えてみよう。ちなみに、そういう利息とはすべて、自分自身を基準に計算すること。
- 11. 各種の財は、次の三つの特徴を持つ:
- 12. (i) 一部の財は、他の生産プロセスを支援したり消費者にサービスを提供することで、収益または産出 \(q\) (これは自分自身で計った比率)を生産する。
- 13. (ii) お金以外のほとんどの財は、時間がたつと保管費用がかかったり腐ったりする。その保有費用分を \(c\) とする。つまり結局手に入るのは \(q-c\) になる。
- 14. (iii) あと、期間中にその財をどのくらい処分しやすいか、というのもある。引き取り手がすぐ見つかるものと見つからないものがあるから。これを流動性プレミアム \(l\) であらわそう。
- 15. するとどんな財でも、一期(ここでは1年)でその財を所有して得られる総リターンは \(q-c+l\) 。
- 16. 使う資本(機械設備)や消費資本(家)だと、その収益は通常は保有費用を上回るし、流動性プレミアムは無視できる程度だ。液体や遊休設備や消費資本は、保有費用はあるけれど、収益は発生しない。この場合でも、在庫がある程度以上になると流動性プレミアムは無視できる。ところがお金の場合は、手元においても何の収益もなく、保有コストはゼロ。でも流動性プレミアムだけはやたらに高い。この3種類の財 (1:家、2:小麦、3:お金) を比べてみよう。以下でたとえば \(c_2\) と書いたら、小麦の保有費用のことね。
- 17. 財ごとのリターンを考えて、それがうまく均衡するような関係を考えたい。そのためにはもう一つ、1年たつことでその財の価値が(お金に換算して)どのくらい上がるか(または減価償却するか)、というのも知る必要がある。これを \(a\) であらわす。
すると財 \(n\) の最終的なリターンは \(q_n-c_n+l_n+a_n\) になる。でもさっきの議論を考えると、それぞれの財については無視していい項が出てくる。だから結局、家:\(a_1+q_1\)、小麦:\(a_2-c_2\)、お金:\(l_3\) を比べることになる。 すると均衡では、この三つは等しくなるはず。
- 18. さて、供給価格よりも需要価格のほうが大きければ、その財は新しく生産される。それは、限界効率が利率よりも高い財だ(これは何を基準で見てもいい)。ある財のストックが増えると、当初は利率以上だった限界効率はだんだん下がって、どこかで均衡し、その財の生産はストップする。
- 19. さてある財(たとえばお金)は、利率が変わらないとする。すると \(a_1+q_1=a_2-c_2=l_3\) で \(l_3\) が一定だ。そして前段落の議論から、\(q_1\) や \(-c_2\) はだんだん下がってくる。とすると、それを補うように \(a_1\) や\(a_2\) は上がるしかない。つまり、お金以外の財の場合、期待将来価格に比べて現在の価格はどんどん下がることになる。\(q_1\) や \(-c_2\) が下がり続けるとどっかの時点で、もうこれらの財を作ってもまったくもうからなくなる(将来生産コストが上がるという見込みがない限り)。
- 20. ちなみに上の議論は、金利 \(l_3\) が一定でなくても、\(q_1\) や \(-c_2\) よりゆっくり下がる場合でもあてはまる。生産量がどんどん増えるにつれて限界効率は下がり、やがてあらゆるものはまったく生産されなくなる。
- 21. ここまでの議論は、お金の特殊性とは関係ない。小麦を単位に使ったところで話は改善されない。他の財より利率の下がり方が遅い資産(たとえば黄金)があれば、この問題は起きてしまう。
Section III
- 22. さてここで、お金の利率は他の資産より下がり方が遅いと仮定した。これは正当化できるのか? できると思う。理由は以下の通り。
- 23. (i) まず、一般企業を考えれば、お金の生産弾性値はゼロ。金融当局以外は、お金を作れない。
- 24. 他の財なら、生産量が増えてストックが増えることで、自分自身で計った利息が下がる。でもお金は金融当局しか作れず、供給は一定と見ていい。だから金利も他の財ほどは下がらない。
- 25. (ii) でもそれだけなら、生産が限られる財は他にもある。他の要因は何だろうか。
- 26. お金は代替弾性がほぼゼロだということ。価値交換の手段としてお金は何かと代替できない。もちろん、他のお金っぽいものが交換に使われることもあるけれど、ごく些末な例外。
- 27. つまりお金は勝手に作れないし、また購買力需要を無限にため込む手段になれる。
- 28. 例外は、お金で計った財の利率が急増して、それが続くかどうかみんな自信が持てないとき。
- 29. (iii) お金は作れないと言ったけれど、賃金を減らせば手元に残る現金は増えて、流動性ニーズにまわせるんじゃないの? そして経済の中で他のものの価値が減れば、相対的にお金が経済の中でしめる比率は増えるよね?
- 30. これは理論的に云々する話ではなく、実際にそうなるか見てみる必要はある。でも、たぶん普通の経済状況では、お金の金利がなかなか落ちにくいはず。理由はいくつかある。
- 31. (a) 賃金が下がったら、他の資産の限界効率にも影響が出る。これを考えないと。だって重要なのはお金の利率そのものではなく、それと限界効率の開きなんだから。いずれ賃金が戻ると予想されるならありがたいけれど、賃金が下がり続けると思われたら金利よりはやく限界効率が下がることになりかねない。
- 32. (b) 賃金がお金の名目値で見て硬直的なので、賃金はなかなか下がらない。そしてこれはいいことだ。賃金が簡単に変わったら、もっと下がるかもしれないと思われて限界効率にさらに悪い影響が出る。そして賃金が硬直的なのは、それがお金を元にしているから。他の財(小麦とか)で賃金をもらっていたら、たぶん硬直性は起こらない。賃金が硬直的なのはお金の流動性のせいなのだ。
- 33. (c) そして一番重要な点。お金が流動性選好を満足させる要因。金利がある水準まで下がったら、その後は通貨の量をいくら増やしても金利は変わらなくなる。
- 34. そしてお金の保有コストが低いことも効いてくる。保有コストがあれば、将来のお金の価値の期待を相殺することになるけれど、それがない。だからみんな、お金の流動性のおかげで何かあるとすぐにお金を貯め込もうとする。他の財なら、たくさんため込むと保管コストがかさんで、どこかで大量に貯め込むのが損になる。
- 35. お金はそういうことがない。その意味で、お金に期限をつけよう、定期的に印紙を貼って更新しないとだめなことにしよう、という主張は、お金に保有コストを持たせて貯めこみを防ぐという意味でかなり正論。
- 36. つまり、お金の利率が重要なのは、それが流動性動機を通じて、お金の量に対して金利の反応が鈍いこと、生産と代替の弾力性がゼロだということからくる。最初の条件のために、需要がもっぱらお金に向かいがちだということ、第2の条件は、お金への需要が増えても増産できないし、他のものをかわりに使えない、ということ。これに対応するには、お金の量を増やすか、お金の価値を高めてお金としてのサービス量を増やすしかない。
- 37. つまり金利が上がると、他の価格弾性のあるものの生産が減る。金利は他の財すべての生産ペースを決め、しかもお金自身の生産を増やすことはない。また、流動性に対する需要が高ければ、その需要を左右する条件が多少変わっても金利は変わらない。他の財なら、そこで利率が変わるし弾性値のために生産が変わって、スポット価格と先物価格にあまり差が出ないようになるが、お金はそういうことがない。お金がなければ(あるいはお金と同じ特性のものがなければ)均衡利率は完全雇用の地点となる。
- 38. すると失業が発生するのは、人々がないものねだりをするからだ。求めるものが生産できないもの(お金)で、需要を簡単に減らせないものだからというわけ。その解決策は、人々にお金はただのお金でしかないと説得させ、お金を作るところ(中央銀行)を人々のコントロール下に置くことだ。
- 39. ちなみに、これまでは黄金が価値の基準とされてきた。その理由は、黄金の供給が非弾性的だからだ、と言われてきた。でも実は、それこをまさに黄金が価値基準に向かない理由だ。
- 40. 消費性向が一定の場合、最も一般的な形でまとめると次の通り:すべての財のうち、自分自身で計った利率が、あらゆる財の中で最大となるものが、その財で計ったときの他のあらゆる財の限界効率の中で最大のものに等しくなったときには、もう投資率がそれ以上高まることはない。
- 41. 完全雇用になるとこの条件は必然的に満たされる。でも、生産と代替の弾性がゼロで、産出増加に伴う利率の低下が他の資産よりも遅いような資産があれば、完全雇用になる前にこの条件が達成されてしまう。
Section IV
- 42. つまりある財が価値の基準となるには、その財の利率が大きいだけでは不十分だということ。でも、お金の利率を高いものにしている特徴が、お金が負債や賃金の基準になっているという事実とどれくらい関連しているか考えてみよう。
- 43. まず、契約がお金を基準に記述され、賃金がお金を単位としてかなり安定しているということは、お金に高い流動性プレミアムをもたらすのに貢献している。将来に負債を返すときに使う単位と同じものを持っていると便利だ。また、将来の産出を記述する基準となるものが、生産弾性値の高いものだとあまり信頼されない。また、お金の保有コストが低いことも高い流動性プレミアムに貢献する。重要なのは、流動性プレミアムと保有コストとの差だ。そして金銀紙幣以外では、保有コストが流動性プレミアムに比肩するくらい高いので、ポンドのお金を小麦に替えても、小麦利率はゼロになってしまう。だから契約や賃金がお金を基準にしていることが、金利の便利さを高める。でもそれだけでは金利の特徴を説明するのに不十分だ。
- 44. 第2の点はもっと細かい。ふつうは、生産をお金で計るほうが、他の財を単位に計るより安定していると思われている。なぜかといえば、賃金がお金で計測されているからというだけでなく、賃金がお金で見て硬直的だからだ。じゃあ、もし賃金が他の財で計ったほうが、お金で計るより硬直性が高かったらどうなる?
このためには、長期でも短期でも、生産が増えようと減ろうと、その財の費用が比較的一定だと期待されなくてはならない。そして現在の需要を超える余剰分はすべて、費用なしにストックできなくてはいけない。つまりその流動性プレミアムが保有コスト以上でなくてはならない。そんな財が見つかれば、確かにそれはお金のライバルとなる。でもそんな財はありそうにない。
- 45. したがって結論は、賃金がもっとも硬直性を持つ財というのは、生産の弾性値が最も低く、(保有コスト - 流動性プレミアム) が最小のものでなくてはならないということ。つまり、賃金がお金で計ったときに硬直的だという期待は、お金の流動性プレミアムが保有コストより高い度合いが他のどんな財よりも高いということの結果なのだ。
- 46. というわけで、金利というものが重要になる各種の特徴は、相乗的に働いている。お金の精算と代替の弾性が低いこと、保有コストが低いことが、お金で計った労働コストが安定しているという期待になる。それが流動性プレミアムを引き上げる。
- 47. ピグーなどは、実質賃金のほうがお金で見た賃金(名目賃金)よりも硬直的だと想定したがる。でも、所得安定より雇用安定を重視する場合でなければ、こんなことはあり得ない。また賃金財 (実質賃金をあらわす、その労働で作っているモノ、と思えばいいかな) の保有コストは大きい。賃金を、賃金財を基準に固定したら、価格がものすごく乱高下するだけだ。消費性向がちょっと変わるだけで、価格はゼロと無限大を派手に行き来することになる。お金を基準にしたほうがずっと安定する。
- 48. だから実質賃金を安定したモノとみなすのは、事実や経験面からまちがいだというだけでなく、論理的にもまちがっている。
Section V
- 49. おまけとして、「流動性」「保有コスト」はどっちも程度の問題だということは強調しておこう。流動性が保有コストに比べれば高い、ということが「お金」の特徴だ。
- 50. 流動性プレミアムが常に保有コストより高いような財が存在しない経済を考えてみよう。これはいわゆる「非貨幣経済」というやつだ。あらゆるものは保有コストがあったり腐ったりして、それが常に流動性プレミアムを上回る。
- 51. こういう経済では、資本設備は何を作れるか、その作られるものの価値の安定性、そこに内包される価値が「流動的」になれる速度(つまり生産速度)で特徴づけられる。
- 52. こうした資本設備がこの経済では富の保有手段となる。保有者たちはその流動性欠如と、リスク補正済みの収益見込みと比べる。このリスクプレミアムと流動性プレミアムは、部分的には重なるがちょっとちがう。この差はこれまで触れなかったけれど、でも差があるのは事実。
- 53. 「流動性」というのも程度問題だし、その中身はちょっとはっきりしない部分もある。でも、流動性を人が求めるときに考えていることはおおむねはっきりしている。
- 54. 土地が高い流動性プレミアムを持つと思われた時代もある。土地は生産/代替の弾性値が低い点ではお金に似ている。土地保有が金利を高すぎる水準にしていた時代もあるかもしれない。これをはっきり調べるのはむずかしい。でも最近では、不動産担保ローンの金利がやたらに高かったのがこの名残かもしれない。土地からの期待収益よりも不動産ローンの金利が高いというのはありがち。昔はこれが高金利をもたらして投資を抑えたかもしれない。
- 55. 文明が何千年も続いてみんな律儀に貯蓄してきたのに人類が資本蓄積の点でこんなに貧しいのは、たぶん人が浪費しがちとか、戦争で破壊されたとかではなく、土地やお金に高すぎる流動性プレミアムがついているせいだと思う。この点で、ぼくはマーシャルとは意見がちがう。マーシャルは、それが人々がこらえ性がないせいだと言うんだが、その言い方は妙にドグマチックだ。
Section VI
- 56. 『貨幣論』で、ぼくは自然金利水準というものを定義した。貯蓄率と投資率を等しくするような金利水準のことだ。
- 57. でも、そのときには、雇用水準ごとに自然金利水準が変わる、というのを見落としていた。逆にある金利水準に対しては自然な雇用率がある。唯一絶対の自然金利水準があるような議論はまちがっていた。
- 58. いまは自然金利水準みたいな概念が有益とは思わない。それは現状を保存する金利水準というだけのものだ。
- 59. もっと重要な金利水準というのがあるなら、それは中立的な金利水準だろう。つまりその経済で完全雇用をもたらすような金利水準のことだ。最適水準というほうがいいかもしれない。
- 60. 中立的な金利水準をもっと厳密に定義すれば、全体としての雇用の弾性値がゼロとなる産出と雇用の均衡状態のときの金利だ。
- 61. これを考えると、古典派理論での金利が、どんな暗黙の前提をおいていたかがわかる。古典派理論は、実勢金利がつねにこの中立金利と同じだと想定していた。あるいは、金利水準は常に完全雇用を実現すると思っていた。もしそうなら、古典派理論から現実に対する示唆として得られるものは何もない。
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2011.10.10 YAMAGATA Hiroo (hiyori13@alum.mit.edu)
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