パネル全体の設定

パネル すべてのふるまいを変えるには、 メインメニュー から パネル -> 全体のプロパティ... を選ぼう。

すると パネル全体の設定 ダイアログが出てくる(このダイアログは GNOME コントロールセンター の一部だ)。このダイアログで、全 パネル 共通の各種設定が変えられる。

図 19. パネル全体の設定ダイアログ

パネル全体の設定 ダイアログには、タブが5つついている: アニメーション , ボタン , パネルオブジェクト , メニュー , その他 だ。それぞれをこれから説明していこう。

アニメーションタブ

ボタンタブ

この部分では、各種ボタンの見かけを設定できる。ボタンというと、ランチャボタン、メニューボタン、引き出しボタン、特別ボタン(たとえば ログアウトボタン ロックボタン )だ。

このタブには、すべてのボタンに同時に影響するオプションが3つある。

パネルオブジェクト

このタブは、 パネル 上のオブジェクトの配置と移動に関わるオプションを表示する。

メニュータブ

このタブでは、 パネル メニューの見かけを変えるオプションを指定する。

その他タブ

The その他 タブには、ほかにはおさまらなかったカスタマイズ可能なふるまい用のオプションが入っている。

このタブはまた、いくつかグローバルなキーバインディングを設定できる。 一般メニュー (ie. ポップアップメニュー ) と プログラムの実行 ダイアログを呼び出すキーの二種類だ(それぞれデフォルトのキーバインディングは Alt + F1 Alt + F2 だ)。これらのキーバインディングを変えるには、ドロップダウンの一覧からキーを選ぶか グラブキー...(キーの記録) ボタンを押してから、希望のキーを押せばいい。

Note メニューキーとウィンドウキーを使う
 

ウィンドウズマシンのキーボードには必ずある特別なキーである メニュー ウィンドウズ キーも、このキーバインディングで使えるはずだ。もしこれらのキーで問題が起きたら、いちばんありそうな理由は X サーバの設定がまちがえていることだ。つまりインストール時に選んだキーボードの種類が、実際のキーボードと一致していないんだろう。もし XFree86 サーバを使っているなら、これは設定ファイルを手動で書き直せば解決する。問題のファイルの名前は XF86Config で、ふつうは /etc /etc/X11 ディレクトリにおいてある、このファイルをテキストエディタ(ワープロは使わないこと!)で開いて、 XkbModel ということばのある行を探そう。それを
              XkbModel "pc104"
	  
となるように書き換える。これは、root (システム管理者)でないとできない。さて、GNOME からログアウトして、 Ctrl - Alt - Backspace を押して X サーバを再起動しよう。

Warning XF86Configの編集には注意!
 

XF86Config ファイルの編集でまちがえると、キーボードや画面が X ウィンドウシステムで使えなくなるかもしれない。このファイルを編集するときには、バックアップをとっておいて、 X ウィンドウや GNOME を使わずにターミナルからそれを復元できるようにしておこう。このやりかたがわからなければ、このファイルにはさわらないこと。