The Trial (審判)
「つ、ついにこのオレを怒らしちまったな!」 東京地方裁判所第 705 号法廷に、怒号がとどろいたぁ! かつて皇帝こしおび・いのけんちうすが鉛筆でなぐり書いた、あの伝説的な怒りの檄文スピリットがいまここによみがえる。「言論の自由とはなんだ!」「物書きの心意気とはなんだ!」「裁判とはなんだ!」 現代日本の本質的病巣に真っ正面から切り込んだ驚愕の問題作がいま白日のもとにさらされる。今日的エクリチュールとセクシュアリティの関わりについてのかつてない鋭利な議論が、あなたを阿鼻叫喚の法悦地獄にたたき込む!
凡百の物書きどもよ、真の思考の力に戦慄せよ!
アカデミズムに安住する事なかれ主義サラリーマン学者どもよ、泣き叫べ!
そしてアンガジュマンを避けて岡目八目を決め込む野次馬読者ども、失禁せよ!
いまこそ日本が変わる!
目次
- そもそもの発端:Meeting at Subway
- 問題の記事
- 当事者たちの相貌:被告と原告とそのご一党
- 内容証明便その1と被告の対応
- 内容証明便その2と被告の対応
- 「え、訴えられたって、ぼくがですか?!」
- 訴状
- 「え、こんなものまで『証拠物件』になるの?!?」
- 第1回公判 第2回公判 第3回公判 第4回公判
(この部分、まだまだ続く)
- 原告の主張と被告の主張:対照表
- 外野の反応(含む各種「証拠物件」)
- 理解のための基礎知識
・民事訴訟とは? ・裁判の仕組み ・大岡裁きと遠山の金さん ・和解勧告と判決 ・「クズ」論争 ・ぼくたちの青春 ・名誉毀損 ・フェミニズム ・フェミニズム文芸批評 ・若気のいたり ・人間の器:男の器量と女の器量 ・「女性の敵」 ・ポストモダニズムとでこんすとらくしょんとめたふぃくしょん ・レトリック ・ファンダム ・アカデミズム ・ふしぎとぼくらはなにをしたらいいのか ・言論 ・偽善的フェミニストと露悪的ノンポリ主義者 ・わいせつ ・インターネット ・売春 ・評価 ・悪意 ・自由のはきちがえ ・「慰謝はどこだ」:メメクラゲ、自由市場と慰謝料の経済学 ・バナナブレッドのプディング;男と女、どっちが生きやすいか
本ページは、現在係争中のある裁判に関し、主観・不公正・偏向的立場から記述を試みようというページです。本来であれば広く世に問うて、衆知を集めて我が身をただしたいところながら、現状では誤解・歪曲のうえ悪用されるおそれがあることは否定できません。このため、きわめて遺憾ながら、ファイルを暗号化して提供することにいたしました。いつの日かこれが平文として陽の目を見ることを祈りつつ……
解読に必要なもの:
- PGP 5.0以降(持っていない人はPGP Internationalで入手のこと)
- 本ページタイトルと同名の傑作小説を書いたドイツのユダヤ系小説家のキー(持っていない人は、必要と考えられる情報をそえて著者まで申請のこと。資格審査あり。何を「必要と思われる情報」と判断したかにもとづき、次項の必須アイテムの有無について著者が審査を行う)
- まともな読解力と思考能力(持っていない人は文部省と親と自分を責めること)
なおこのうち二番目については、あなたが優秀なクラッカーであれば不要かもしれません。
裁判の全貌未満以上
YAMAGATA Hiroo (hiyori13@mailhost.net)