バックパッカー向け旅行情報雑誌として、その筋では名高い『旅行人』に 2002-4? 年に連載した。最初、メディアワークス→幻冬舎の穂原さんから話があって、編集長の蔵前さんに紹介された。援助関係者には、バックパッカーくずれが結構いるので、この雑誌の読者層も援助に関心のある人は多い。だから援助の現場とか発想について書いていただくと、という感じ。本当は毎回どこかちがったカフェの写真を使って、と思ったんだが当時まだデジカメを持っていなかったので……
この雑誌は、年 10 回刊。おおむね月刊だけれど厳密にはちがう。そんなところに書くようお声がかかっているのは、変なところへ(しかもバックパック旅行でなくて)行っているので、欧米だけじゃない国際的視点を入れようとかそういう意図なんだろう。各回 2,600 字程度、原稿料は覚えていないけれど、そんなにもらっていない。好きな雑誌だし特に無理を言う気もなかったから。
結局何回続いたんだっけ。2003 年内だけで終わったかもしれない。とにかくサルベージできたファイルが少ない。いずれ古いマシンのメールフォルダとかひっくり返して、もっと探して補えれば補いますので。いま読むと、結構いいこと書いているし、これだけで援助の発想のだいたいはおさらいできるような。まとめて本に……といった話もしていたけれどうやむやになっちゃいましたね。でもあまり時事ネタはないし、いまでも価値は落ちていないとは思う。
雑誌自体はその後リニューアルして、バックパッカー専用からもう少し広い旅行の話題を扱う雑誌になった。時代の流れだなあ。でも相変わらずよい雑誌だし、一部の地域についてはこの雑誌しか情報がないことも多い。