デスクトップ領域は、同時に処理する仕事がたくさんあるとき、システムの整理をつけるのに便利だ。机一つでは場所が足りなくなると、新しい机を買い足すのと同じで、デスクトップ領域は、別の領域に引っ越してもっと多くのプログラムを起動させてくれる。
GNOME はデスクトップ領域を理解している。ただしそれをコントロールするのは、「ウィンドウマネージャ」というiソフトだ。デスクトップ領域の数は、使っているウィンドウマネージャの設定で指定できる。デフォルトのウィンドウマネージャを使っていたり、あなたのウィンドウマネージャがグラフィック設定ツールを持っていたら、それをウィンドウマネージャキャプレットから起動できるかもしれない。このキャプレットについて、詳しくは GNOME コントロールセンター という章の中の ウィンドウマネージャキャプレット の節 を参照してほしい。
重要 | |
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ほとんどのウィンドウマネージャは、複数のデスクトップを持たせてくれる。これはデスクトップ領域とはちがう。デスクトップ領域というのは一つのデスクトップの仮想的な延長で、複数のデスクトップというのは、別々のデスクトップだ。 GNOME のデフォルト設定は、デスクトップは一つだけで、デスクトップ領域を使う。なぜこうしたかというと、Motif を使うものなど一部のアプリケーションの場合、デスクトップをまたがってドラッグ&ドロップをしたときに、問題が起きる可能性があるからだ。 |