起動フィードバック

このキャプレットは、アプリケーションの起動フィードバックを設定するモノだ。つまり、プログラムが読み込まれていますよ、ということを示すインジケータが設定できるわけだ。こういうインジケータにはいろいろあるけれど(たとえば砂時計アイコンがマウスカーソルの隣に出てくるとか、星がチカチカするとか)、アプリケーションの起動ボタンを押したり、メニューから選んだりしたときに動き出して、アプリケーションが起動するか、指定時間がたつまで動き続ける。こういうインジケータは、アプリケーションの起動に時間がかかるときにとっても役に立つ。これがないと、アプリケーションの起動に時間がかかっているだけか、なにか問題が起きたのか(起動時にクラッシュしたとか、ボタンクリックを実はしくじっていたとか)がさっぱりわからない。

起動フィードバックキャプレット

図 8. 起動フィードバックキャプレット

有効なインジケータ

このセクションでは、どの起動インジケータを有効にするか選べる。複数選ぶこともできる。あるいは全部無効にしてもいい。

タスク一覧 (見えないウィンドウ)

これがデフォルトの選択。このオプションは、タスクバーのウィンドウ一覧に、起動中のアプリケーションの名前を追加して、その隣に砂時計アイコンを表示する。(これは、タスクバーが通常、つまりアイコン化されていないアプリケーションを表示することになっている場合に限り使える)。

砂時計マウスカーソル

このオプションはマウスカーソルの隣に砂時計アイコンを表示する。マウスの操作には影響しない。マウスは相変わらず、クリックやドラッグに使える。

スプラッシュ画面

このオプションは、画面の真ん中に (アプリケーション名)を起動しています…… という小さなウィンドウを表示する。

星のアニメ

このオプションは、小さな黄色いチカチカする星を、画面の左上隅に表示する。

その他

タイムアウト

このパラメータは、インジケータが表示される最大時間を指定する。その後、アプリケーションが起動していなくても、インジケータは消える。

ウィンドウを区別しない (互換モード)

このオプションは、複数のアプリケーションを同時に(または立て続けに)立ち上げているときのインジケータのふるまいを指定する。これはあまりない事態だから、初心者はここはとばしてもいいよ。

もしこのセクションが無効になっていたら(これがデフォルト)、維持ケー他は起動中のアプリケーションをそれぞれ別々に追いかけて、すべてのアプリケーションが起動するまでインジケータは表示され続ける。これが "正しいやりかた" っつーもんなのです。残念ながら、いくつか(珍しい)ケースでは、これは問題を引き起こすこともあるし、時にはシステムがクラッシュすることもある。もしそうなら、このオプションを有効にしておこう。

このオプションが有効なら、インジケータはもっと原始的(だが安全)な形で動く。つまり、起動中の最初のアプリケーションが起動したら、それでインジケータは消えてしまう。