kcon(1), "kcon - pcvt ドライバ用キーボード制御とマッピング"を使えばいい。これを使う前に、まず scon でキャラクタのマッピングを有効にしておこう。
例:
bsd# scon -o bsd# kcon -m gb
これでイギリス用キーキャップがロードされる。なお、scon -o をもう一回実行すると、キャラクタのマッピングがまた無効になる。 kcon でマッピングを変えたら、これは避けたいところだろう。sconをスクリプトとか自動化されたところで使っている場合には忘れないこと。
このコマンドは pcvt 仮想ターミナルでしか実行できない。
OpenBSD 2.7 のリリース後に、FreeBSD の moused(8) マウスデーモンが移植された。これを変更して OpenBSD の pcvt(4) コンソールインターフェースを使うようにしてある。これは i386 リリース 2.8 以降でないとデフォルトにならない。ほかのプラットホームではまだこのユーティリティは使えない。
これには /etc/gettytab に一行追加するしかない。いま、以下のようになっているところを探そう:
P|Pc|Pc console:\ :np:sp#9600:
ここの末尾に ":cl=\E[H\E[2J:" という一行を追加して、次のような仕上がりにしよう:
P|Pc|Pc console:\ :np:sp#9600:\ :cl=\E[H\E[2J:
OpenBSD 2.6 では、コンソールをスクロールバックする機能が i386 マシンには追加された。これで、画面からスクロールアウトした情報も見ることができる。バッファをいったりきたりするには、単に "[shift]+[pgup]" で上がって、 "[shift]+[pgdn]" で下がる。デフォルトのスクロールバックバッファ (さかのぼって見られるページの量) は 8 だけれど、これは scon(1) ユーティリティで変えられる。たとえば、スクロールバックするページ数を 10 にしたければ以下のようにする:
bsd$ scon -b 10
このコマンドは pcvt 仮想ターミナルでしか実行できない。
OpenBSD 2.6 以下では、i386 版のpcvt コンソールドライバでは、F9, F10, F11, F12 を押すとそれに対応した仮想ターミナル 1, 2, 3, 4 が出てきた。でも、いくつかのアプリケーションがこのキーを入力用に使うので、2.7 以降はこの機能は削除された。
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