OpenBSD プロジェクトは、フリーで入手可能なマルチプラットホームの 4.4BSD-ベースの UNIX系オペレーティングシステムだ。われわれが強調するのは 移植性, 標準化、正しさ、セキュリティだ。
OpenBSDは SVR4 (Solaris), FreeBSD, Linux, BSDI, SunOS, HPUX の各種バイナリ・エミュレーションをサポートしている。
OpenBSD 2.7 は以下のプラットホームで動く:
pmax と powerpc 用のバイナリは、2.7 CDには含まれていない。OpenBSD ftp サイトのどこかからダウンロードしてほしい。
ブート可能 というのは、OpenBSD が CDから直接起動できるということ。CD セットは、いくつかのハードウェアプラットホーム上でブートできる。 OpenBSD の CD 入手については、この FAQ の 3.0章 を参照のこと。
過去の OpenBSD リリースでは、以下のプラットホーム用のポートもあった:
マルチプロセッササポート、だって? これについて詳しくは 8.12 を参照のこと。
OpenBSD はすべてフリーだ。バイナリはフリー。ソースもフリー。 OpenBSD のすべての部分は、フリーの配布を認める、まっとうなコピーライト条件を持っている。これは、個人的にだろうと商業的な目的だろうと、OpenBSD のほとんどの部分を再利用できるということだ、OpenBSD は、もともとの BSD ライセンスで含意されているもの以上の制限は一切つけていない。もっときびしいライセンス条件のもとで書かれたソフトは、OpenBSD の正規ディストリビューションには含められない。これは、OpenBSD のフリーな利用を守るためのものだ。たとえば、OpenBSD は個人利用でも、アカデミックな利用でも、政府機関でも非営利組織でも、商業組織でも自由に使うことができる。
他のよくあるライセンスについてもっと知りたければ、以下を参照してほしい: http://www.openbsd.org/policy.html.
OpenBSD のメインテナーたちは、プロジェクトをもっぱら自分の持ち出しでサポートしている。これはプロジェクトのためのプログラミングにかけた時間、各種の移植をサポートするための機器、OpenBSD をあなたに届けるために使われたネットワーク資源、そしてユーザからの質問に答えたり、バグ報告を調べたりするのに使う時間なんかも含む。
OpenBSD 開発者たち個人はお金持ちではないから、ほんのちょっとでも時間や機器やリソースで貢献してもらえると、大きく効いてくる。
新人ユーザは、OpenBSD がほかのフリーなUnix系OS に比べて優れているかどうかをしょっちゅう知りたがる。この質問は、おおむね回答不能だし、無数の(そして無益な)宗教論争のネタになってきたものだ。いかなる状況においても、こんな質問を OpenBSD のメーリングリストに投げたりしないこと。
以下に、なぜわれわれが OpenBSD を有用な OS だと思うか、いくつか理由をあげておいた。OpenBSD があなたにとって適切かどうかは、あなた自身が判断するしかない。
われわれは、OpenBSD プロジェクトに貢献してきた人々や組織に大いに借りがある。かれらの名前を以下にあげておこう:
http://www.openbsd.org/donations.html
OpenBSD は、ユーザコミュニティからいつも何通りかのサポートを必要としている。もし OpenBSD が使えると思ったら、ぜひともプロジェクトに貢献していただきたい。もし以下の提案がどれもあなたにとって適切でないなら、メールで別の方法を提案していただければ幸甚。送り先は: donations@openbsd.org.
OpenBSD は、世界各国に散らばった開発チームが維持している。プロジェクトを仕切っているのは、カナダにいる Theo de Raadt だ。
www@openbsd.org 翻訳上の問題はhiyori13@alum.mit.edu
$OpenBSD: faq1.html,v 1.19 2000/05/15 21:52:30 ericj Exp $