[OpenBSD] English

i386

他の OS と共存させてインストールする:

OpenBSD/i386 版はブートセレクタを追加して MS-DOS の MBR/パーティションを用いることで, MS-DOS, Windows および Linux といった他のオペレーティングシステムとディスクを共有しながら インストールすることが可能です. 日常的な操作に不都合はありませんが, セットアップには十分な注意が必要になります. Windows95 のインストールは, 既に存在する MBR/パーティション情報を無視することが知られています. 詳細についてはインストール上の注意をご覧ください.

インストールメディア:

インストール方法は以下のように, さまざまなものがあります.

CD からの起動:

OpenBSD ドライバのほとんどすべてが入った El Torito 規格の 2.88MB フロッピーディスクイメージが用意されている CD から起動することが可能です.

フロッピーディスク A:

これは非常に良く利用されるドライバを含んだ 1.44MB フロッピーディスクです. ただし実行に必要なコードが大きいドライバは含まれない傾向にあります. あまり使われていない SCSI カード, ギガビット Ethernet カード, RAID 装置 といったドライバはほとんど含まれていません.

フロッピーディスク B:

これはフロッピーディスク A に含まれていなかったドライバを追加した 1,44MB フロッピーディスクイメージです. ディスクスペースに限界があるため, 他のいくつかのドライバが省略されています. 特に, 非常に古い PCMCIA デバイスサポートの大部分は含まれていません. このインストールメディアにはすべての SCSI と RAID 装置のドライバが含まれていて, 最近のサーバタイプのシステムをセットアップするのに便利なように設計されています.

フロッピーディスク C:

これは数多くの CARDBUS と PCMCIA デバイスドライバを含んだ 1.44MB フロッピーディスクイメージで, ラップトップ向けに最適のメディアです. ほとんどの場合はフロッピーディスク A でもきちんと動作するのですが, 変わったラップトップを使う場合はこのディスクイメージが役に立つでしょう.

あなたのシステムで最も良く動作するものを使ってください.

他のオペレーティングシステムとのバイナリ互換機能:

OpenBSD/i386 版は Linux, FreeBSD, BSD/OS, SVR4 (Solaris を含む), IBCS2 のバイナリを動作させることができます.

対応ハードウェア:

OpenBSD/i386 版はさまざまなプロセッサと I/O バスアーキテクチャを持つ 標準的な PC とその互換機で動作します. そのため現行の大部分の製品なら, インストールして動作させるのに, ほとんど障害はないでしょう. しかし, 旧式で独自規格の PC やラップトップ, 特定用途のサーバなどのうち, そのマシンの持つ特殊な実装を隠蔽するために専用の BIOS を搭載しているものでは問題が発生しやすいようです.

OpenBSD は現時点で対称型マルチプロセッサ (SMP) には対応していません. ただし, マルチプロセッサのシステムボード上の一つのプロセッサで動作させる ことは可能です.

ほとんどのラップトップに対応しています. 有名なラップトップについての 詳しい情報は, このページにまとめてあります.


プロセッサ

Intel 80386 (i386) アーキテクチャ互換のすべての CPU チップ:

386 およびそれ以降の (互換品を含む) CPU を搭載したものなら, きちんと動作するはずです. ただし, Cyrix 社の 386DLC という CPU だけは, (マザーボードの設計に欠陥があるため) うまく動作しません.

バス規格

IBM 社の PC で使われている MCA バスには対応していません.

バスインターフェイス

ディスクコントローラ

PCI IDE コントローラ (pciide)

その他の PCI IDE 仕様のコントローラも動作するはずですが, この表にない場合 DMA モードで動作させることはできないでしょう.

SCSI ホストアダプタ

RAID およびキャッシュコントローラ

CD-ROM および DVD-ROM ドライブ

ソニー, パナソニック独自の CD-ROM インターフェイスには対応していません.

テープドライブ

ディスプレイアダプタ

X がサポートしているディスプレイアダプタでも, OpenBSD/i386 で動作しないものがあることにご注意ください (詳しくは XFree86 FAQ を参照のこと.)

シリアルポート/

パラレルポート

通信用コントローラ

Ethernet アダプタ

大部分の NE2000 アダプタは動作しないか, 著しく低い性能しか出ません. わたしたちはそれらの使用をおすすめしませんが, それをどう考えるかは, あなた次第です.

無線 Ethernet アダプタ

ギガビット Ethernet アダプタ

ATM アダプタ

FDDI アダプタ

WAN アダプタ

暗号アクセラレータ

PC カード (PCMCIA および CardBus)

Universal Serial Bus (USB) デバイス

現時点では, コンソールモードで USB キーボードとマウスを使用することはできません.

ポインティングデバイス

サウンドデバイス

以下のドライバは, 十分にテストされていません.

その他のデバイス

さまざまな種類の ISA プラグアンドプレイカード

動かないデバイスがある場合は対応するよう考慮しますので, dmesg(1) の出力結果を dmesg@openbsd.org へ送ってください.

ISAPNP カード

大雑把に書いてありますが, 以下のカードは完全に動作します. 対応は継続的に行なわれていますので, 他のものも大抵は同様に動作するでしょう.

(1) (1) と印のついたハードウェア用のドライバは, 配布フロッピーディスクに「含まれていません」.

(2) (2) と印のついたハードウェア用のドライバは, 標準 ("generic") カーネルに「含まれています」. ただし, インストールフロッピーのカーネルには含まれていません.

未対応のハードウェア

未対応のハードウェアは, 将来的に対応する可能性があります. あなたのが時間, ハードウェア, 文書を寄付してくだされば, 対応はもっと早くなるでしょう!


新しい公開前の機能をテストしたいを考えているなら, スナップショットを試してみてください. i386 アーキテクチャのスナップショットは時々作成されています.


OpenBSD Valid XHTML 1.0! www@openbsd.org 翻訳上の問題はhrs@eos.ocn.ne.jpまで。

$OpenBSD: i386.html,v 1.164 2000/09/21 16:04:39 aaron Exp $