ヨハン・ハインリヒ・フォン・チューネン (Johann Heinrich von Thünen), 1780-1850.

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Portrait of J.H. von Thunen

 北部ドイツのメックレンベルグ地方の地主。ゲッチンゲンで教育を受けたけれど、生涯のほとんどをテローにある地方領地の管理に費やす。この領地の管理運営からチューネンは実地に膨大な定量データを集め、それを元に独自の経済理論を発展させた。論考『孤立国』の第一巻 (1826) では、ある消費地(孤立国)を中心にして、各種作物の価格と作付け範囲がそれぞれの輸送コストだけで同心円状に決定づけられることを数学モデルによってはっきり示し、空間経済学/経済地理学の初の真剣な考察を行っている。第二巻 (1850) は、数学的に厳密な形で分配の限界生産性理論の中心的な発想を展開し、この時代におけるきわめて重要な原-限界論者となっている。(第三巻は、死後出版でその後の考察を集めたもの)。死が近づくと、かれはその有名な労働の限界生産、または自然賃金の方程式 (\(w = \sqrt{ap}\)) を墓に刻んでくれと遺言した。

ヨハン・H・フォン・チューネンの主要著作

ヨハン・フォン・チューネンに関するリソース


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