ロリー・ターシス (Lorie Tarshis), 1911-1993

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 ターシスはカナダ生まれの経済学者。家族名はシンガーで、ロリー・シンガーだったが、父と幼い頃に死別し、その後叔父のユダヤ系名字を名乗るようになった。1930年代にイギリスにわたり、トリニティカレッジでケインズに師事し、その後はイギリスでもアメリカ大陸でも、ケインズ経済学の熱心な伝道者となる。

 1936年にアメリカに戻り、初のケインズ経済学教科書を執筆。しかし折しも、反ケインズ運動がアメリカの政治と学会に吹きあれ、翌年に刊行されたサミュエルソンの教科書がベストセラーとしてその後の経済学において支配的となったのは、ターシス自身にとっても、ケインズ経済学にとっても不幸だったとも言われる。

 学問的な業績としては、カルドアカレッキと独立にマクロ分配理論を考案。また、ケインズ理論を発展させ、総需要関数だけでなく総供給要因についての理論を深めた点も評価が高い。

   

ロリー・ターシスの主要著作

ロリー・ターシスに関するリソース


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