ジョン・ラムゼイ・マカロック (John Ramsay McCulloch), 1789-1864

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Portrait of J.R. McCulloch

 有力なスコットランドのジャーナリストだったジョン・ラムゼイ・マカロックは、古典リカード学派の最も熱烈で教条的な主導者だった。マカロックは The Scotsmanの編集者から入り、やがてホイッグ派寄りのEdinburgh Reviewに移って、1830年代末まで経済編集者を務めた。マカロックは同紙での地位を使い、古典派理論を広め、お気に入りの経済政策、たとえば穀物法廃止、救貧法の維持、労働組合合法化などを訴え続けた。マカロックはまた1828-1832年に、ロンドンユニバーシティカレッジで政治経済講師を務めている。1838年には王立出版局 (HM Stationary Office) 長官に任命されている。

 マカロックの主著『政治経済の原理』 Principles (1825) は、経済学の初の成功した「まともな」教科書かもしれない (そしてかなり忠実に リカードの理論をたどったものだ)。だがマカロックはしばしば経済理論の発展においては「小者」扱いされる。理論への主な貢献は、後に失墜する「賃金資金 (wage fund)」ドクトリン (1824, 1825, 1826) だった。

 マカロックは、McCulloch was also the editor of the 1828 edition ofアダム・スミスの1828年版『国富論』と、デビッド・リカードの1846年版『著作集』も編集している。また経済思想の歴史に関する最も初期の記述をいくつか行っている(そして当然それはリカード派に好意的なものとなっている)。記念碑的な1837年の論考は、マルサス派の人口ドクトリンの失敗について統計的に記述している。

ジョン・ラムゼイ・マカロックの主要著作

ジョン・ラムゼイ・マカロックに関するリソース


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