ラルフ・G・ホートリー (Ralph G. Hawtrey), 1879-1971

別にケンブリッジでのマーシャル の講義には一つも出ていないけれど、ラルフ・ホートリーは マーシャル派 経済学者とされている。これは正しいことかもしれない。ホートリーはほとんど一生涯を財務省で過ごしたけれど、経済学に関する大量の著作にはまぎれもないケンブリッジ的な色合いが感じられるからだ。たとえばお金に対するケンブリッジのキャッシュバランス的アプローチなんかがそうだ。ジョン・メイナード・ケインズ の旧友だけれど、でも Treatise を真っ先に批判した人物でもある。最も有名な著作で、ホートリーは ヴィクセル の 累積過程論 を援用して、有名な 1919 年の過剰消費主義的な ビジネスサイクルの金融理論 を展開した。
ラルフ・G・ホートリーの主要著作
- Good and Bad Trade, 1913.
- Currency and Credit, 1919.
- Monetary Reconstruction, 1922.
- "The Trade Cycle", 1926.
- Trade and Credit, 1928.
- The Art of Central Banking, 1932.
- The Gold Standard in Theory and Practice, 1933.
- Capital and Employment, 1937.
- Economic Destiny, 1944.
- "Keynes and Supply Functions", 1956.
- Trade Depression and the Way Out
- The Lessons of Monetary Experience.
R.G. ホートリーに関するリソース
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