ダニエル・デフォー (Daniel Defoe), 1660-1731

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 ダニエル・デフォーはたぶん、『ロビンソン・クルーソー』や『モル・フランダース』などの小説で一番有名だけれど、でもイギリス古典主義時代の「天才悪党」の代表的な存在でもあった。だいたい順を追って、ダニエル・デフォーは靴下屋、兵士、ワイン商人、向上所有者、破産者、スパイ、パンフレット発行者、受刑者、ジャーナリスト、編集者、腰巾着政治屋、三文作家、小説家だった。

 1704 年には『フランスおよび全ヨーロッパの事情レビュー』Review of the Affairs of France and of all Europe を発行。これはイギリス初の、真剣な政治経済新聞の一つだった(1712 年の印紙法後のごたごたで廃刊)。後にいくつかの新聞で編集者を務める。貿易者で自説を曲げないかれは、いくつかの政治社会論説を発行し、ブルジョワ資本主義時代の夜明けを称揚した。

 アン女王時代のいかがわしい人物ロバート・ハーレーに仕えて、デフォーはイギリスの都市や地方部の経済、政治、社会状況に関する詳細な三巻本 (1724-7) を執筆した。その才能は後日、政治ジャーナリストとして、記者としての独立性を政治的な便宜のために犠牲にしたことで台無しになってしまった。

ダニエル・デフォーの主要著作

ダニエル・デフォーに関するリソース


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