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ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』要約、11 章

山形浩生 (全訳はこちら

第IV巻 :投資をうながすには

訳者の説明

この第 IV 巻は、III巻と並んで『一般理論』のメインディッシュ。金利についての議論を、流動性選好の話と資本の限界効率から導き出し、失業が発生するのは信用貨幣を使っているせいだという議論を展開。お金がなぜ特殊か、その性質がなぜいろいろな現代経済の特徴を生み出すのかについて論じている。


11 章 資本の限界効率

Abstract

  1. ある設備投資をしたら、それがどれくらい長期的な生産を増やすかを、投資の見込み収益という。通常は、この見込み収益の率が金利と等しくなるまで投資が行われる。

  2. このときの見込み収益は、今期だけでなく、将来すべての期間の収益を現在価値換算して使うこと。それがないと、将来についての期待を現在に反映させる仕組みがない。

  3. インフレ期待があると投資が増えるのはまさにこの仕組みによる。


本文

Section I

Section II

Section III

Section IV

Section V

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2011.10.10 YAMAGATA Hiroo (hiyori13@alum.mit.edu)


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