2005年にサイゾーに書いた原稿
復活! 山形道場
で、ほとんどお約束のように、山形道場復活。爆笑問題と並ぶ腐れ縁コラム。中身は『ワイアード』時代とまるで変わっていない。あれより少しレベルを落としてくれと言われていたんだけれど、落ちてません。
- 2005.01号 第 ?? 弾 「神保哲生の地球温暖化論」
単純に温暖化はこわいー、というだけならあたしも怒りませんが、それをネタにして歪曲報道しろと煽るとは何事かね。こんなやつがジャーナリストとは。
- 2005.02号 第 ?? 弾 「社会的優先順位づけを嫌う人たち」
12月に中西準子先生のやるシンポジウムに出てきて会場と議論したときに思ったことなど。
- 2005.03号 第 ?? 弾 「スリランカ現地報告」
年末に津波でかなりやられて悲惨な報道が続いており、かなり焦ってでかけたら大したことなくて驚く。たくさん人が死んだのは事実だけれどそれはどうしようもないし、復興は結構さっさと進みそう。
- 2005.04号 第 ?? 弾 「デネットの自由論」
「進化する自由」で議論されていなかったことについてあれこれ考える。
- 2005.05号 第 ?? 弾 「狂牛病の全頭検査マンセー議論」
いい加減、この議論のアホさ加減がわかんないかなと思うんだが、宮崎哲弥なんかもぜーんぜんわかろうという気配を見せないし、怒って書いた。2ちゃんねるのバカどもはそれでもわからないようなので、追加で説明も書いた。
- 2005.06号 第 ?? 弾 「スリランカのNGO事情など」
ちょいとネタギレなので、地元新聞ネタでごまかすが、きちんと出所は入れた。
- 2005.07号 第 ?? 弾 「フェアトレード」
この人たちはやたらに生産者生産者と騒ぐんだが、生産者ばかりが大事なわけじゃないんだよ。どうしてみんな、流通をそんなに否定したがるね。ちなみに、そのワインは特にうまくもまずくもなかった。
- 2005.08号 第 ?? 弾 「世界銀行の方向性について。」
世界銀行の方針が変わりそう。いやあ、よいことです。ソフト面での支援を、というのは能書きとしてはいいんだが、終わってしまえば何も残らないんだよね。浪費の温床だと思う。道路やダムとかなら、一応無駄なものでもなにかしらは残る。予想外の使われ方をする可能性だって残る。
- 2005.09号 第 ?? 弾 「会社はだれのものか。」
ぼくは多くの人が、会社ってのが何のためにあるどういうものかというのを忘れてるんじゃないかと思う。だが、一応まともな経済学者であるはずの岩井克人までが、こんな世迷いごとを述べるとは思わなかった。法人ってのは、単に便宜上の決めごとなんだから「奴隷制の廃止以来、人は所有されない」なんていう本物の人に適用される権利がないくらいわからないのか。GQ と CUT でやった批判と同じもの。
- 2005.10号 第 ?? 弾 「ホワイトバンド」
アフリカで、久々にでかけたライブコンサート。でも間にはさまるお題目はひどかった。ここには書けなかったが、最悪だったのは世銀の現地事務所所長が出てきてほざいていたコメント。「ここに出ているミュージシャンたちはすばらしい! しかしながら、アフリカでは著作権が整備されていないために、こうしたミュージシャンたちの正当な利益が奪われています! したがって貧困をなくすために著作権を整備して、ミュージシャンたちの所得を上げましょう!」バカかっつーのだ。一日一ドル以下で生きてる連中の話をしてるときに、何をまったく関係ないとんちんかんな話をしてやがる。やっぱ世銀はアホだ。
- 2005.11号 第 ?? 弾 「ホワイトバンドその2」
貧困削減って、こいつらホントにわかってるのかなあ。いままでどんなことが行われてきたのか、わかってるのかなあ。わかってないと思うね。
- 2005.12号 第 ?? 弾 「今月の喝、ではなく期待:花粉症の症状を抑える遺伝子組み換え米」
遺伝子組み換え植物、もっと積極的に使おうよ。そんなの気にしないって人もたくさんいるだろうし、それがもっと役にたつことが示せれば、変な不安だの反対運動だのは一気になくなると思う。
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YAMAGATA Hiroo (hiyori13@alum.mit.edu)