大学院時代に訳して、その後も順調に版を重ねている (いた、になってしまったのは残念至極) ディック『暗闇のスキャナー』ですが、なんとまちがいがみつかりました。ぼくが底本に使っていた Grafton のペーパーバック(そしてその他いくつかのペーパーバック)に脱落があることが、なんとあの2ちゃんねるの指摘により判明して(not が抜けているという……文意が逆じゃん)、このため訳も直す必要が出てきております。2ちゃんねるの名無しさん、ありがとうございます(もっともこれは、実は山形の訳はダメであることを指摘する書き込みの中に出てきたものだったんですが。結論がまちがっていても、きちんとした論拠に基づく議論は役に立つといういい見本かもしれません)。
Page | 位置 | 誤 | 正 |
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p. 393 | 最後から6-5行目 | 知っていることは何もなかった。 | 知らないことは何もなかった。 |
p. 268 | 10行目 | エイン・ランド | アイン・ランド |
p. 269 | 10行目 | エイン・ランド | アイン・ランド |
p. 398 | 2行目 | 脾臓 | 膵臓 |
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