クルーグマン『
さっさと不況を終わらせろ
』サポートページ
山形浩生
目次
関連資料
関連論文
正誤表
1. 関連サイト
クルーグマンのNew York Timesブログ/コラム
クルーグマンが連載しているニューヨークタイムズのブログやコラム。時事ネタ、各種の論争などが展開されており、本書に関連する内容もきわめて多い。なお、重要なものについては有志が日本語への試訳を行っていることがある。「道草 クルーグマン」で検索すると吉かもしれない。
クルーグマンの(古い)ウェブページ
クルーグマンの昔の各種記事や論文へのリンク。ただし彼が MIT 時代に作ったもので、最近のものはない。なお、各種論文が現職のプリンストン大学のサイトにはあがっているが、まとめて閲覧できるようなトップページは見あたらない。
クルーグマンのファンページ
各種論文やエッセイ、インタビューなどへのリンク満載だが、クルーグマンがノーベル賞を受賞した頃までで更新ストップ。
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2. 関連論文
Krugman "
Japan's Trap
" (1998) 邦訳「
日本のはまった罠
」
クルーグマンが本書の主要テーマの一つ「流動性の罠」の重要性と、インフレ期待によりそれを解決する方策を提案した初の論文。ウェブで発表。なお、これに対する
追記
(
邦訳
) も参照。
Krugman, "
It's Baaack: Japan's Slump and the Return of the Liquidity Trap
"(pdf, 1998) 邦訳「
復活だぁっ! 日本の不況と流動性トラップの逆襲
」(pdf)
上の論文をもっときちんとした論文にして、ブルッキングス研究所で発表した論文。原文には、スティグリッツらを始めとするパネルによるコメント、およびそれに対するクルーグマンの回答も収録されている。
Eggertsson and Krugman "
Deleveraging, and the Liquidity Trap: A Fisher -- Minsky -- Koo Approach
" (2010)
本書での議論の多くを根拠づけている、流動性の罠の下における負債圧縮の重要性をまとめた論文。特に民間負債の果たす役割を取り入れていて興味深い。ニューヨーク連邦準備銀行論集での発表。
Eggertsson "
What Fiscal Policy Is Effective at Zero Interest Rates?
" (2009)
上の論文の共著者による、同じく本書での議論の多くを根拠づけている、流動性の罠の下での財政出動がクラウディングアウトも「後世へのツケ」も残さないことを示している論文。ニューヨーク連邦準備銀行論集での発表。
DeLong and Summers "
Fiscal Policy in a Depressed Economy
" (2012)
本書での議論にある、流動性の罠の下では財政出動はクラウディングアウトも「後世へのツケ」も残さないことを示している論文。ブルッキングス研究所で発表。
Krugman "
Baby-Sitting the Economy
" (1998) 邦訳「
経済を子守りしてみると。
」
本書に限らずあちこちでクルーグマンが使い回す、子守協同組合に見る不景気の発生の物語と教訓。オンライン雑誌 Slate に掲載。
クルーグマン「
マーストリヒト条約
」(1995)
ユーロが当時からいかにおかしなものだったかを指摘したクルーグマンの文章。「経済繁栄を売り歩く人々」(ちくま文庫)に(別の訳で)収録。
Krugman "
A MONETARY FABLE
" (1999?) 邦訳「
おとぎばなし:ぐろぉばる金融
」
ユーロ圏の問題をそのまま戯画化したようなクルーグマンのお話。
Independent
誌に掲載された模様。
Krugman "Return of the Depression Economics" (2003) 邦訳「
帰ってきた大恐慌経済
」
現在の問題の相当部分について、すでに二〇〇三年頃に考えていたクルーグマンの論文。その後、同名の本になっている。
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3. 正誤表
訂正カ所 (2012/7 現在)
Page
位置
誤
正 (改訂部分は
赤
)
注
46
4-6行
これにより、長い時間で見れば、それぞれの夫婦は受け取ったクーポンの数に見合うだけの子守をこなさなくてはならない
これにより、
長期的に
見れば、それぞれの夫婦は
受けたのとほぼ同じくらいの
子守をこなさなくてはならない
*1
*1
:
金山masao
氏よりご指摘いただきました。ありがとうございます。
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3. その他
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YAMAGATA Hiroo (hiyori13@alum.mit.edu)