私がこれまでに書いた囚人はすべて死んだ。最後に死んだのはバリー・ミードで、まるまる十カ月近く居残っていた。洒落っ気は遂に彼を見捨てることなく、有名人の死に際のことば集の書物を見ながら笑って自分を死に引渡した。彼の死後まもなくのことだ、私は日誌の三つの項の最初のものを書き、これにたいそう悩まされたハーストは事実に対する最新の、そして最も強硬な要求を出すに至ったわけである。