Valid XHTML 1.1! cc-by-sa-licese
casabrutus 2006/05表紙, 妙に老けた柴崎コウ

人生を変えた本:海底二万マイル

(「『日経ウーマン』2006年11月号)

山形浩生

書名

海底二万海里/海底二万マイル ジュール・ヴェルヌ著、 福音館(たぶんぼくが実際に読んだのは偕成社かどこかのジュブナイルだと思います)

手に入った経緯

「海底二万海里」(ぼくが読んだジュブナイルでは「海底二万マイル」でしたは、同名の映画を見たのと前後して読んだのを記憶しています。5歳くらいだったでしょうか。映画が先か本が先かは記憶がありません。たぶん親が買ってきてくれたんでしょう。

よかったところ

それまで読んでいた童話などに比べて、いきなり世界が広がった印象を覚えています。作り物のお話ではない、本物の世界を舞台にして、謎の海底生物だと思われていたものが潜水艦とわかり、それが海の底から見知らぬ島まで縦横に渡り歩く中で、謎の人物ネモ艦長の苦悩も徐々に浮き彫りになってくるという仕掛けが衝撃でした。科学、技術、世界の僻地への旅、戦争、産業、政治――そういうあらゆるものと、人の心との関わりへの入り口が、ぼくにとっては海底二万海里の、ネモ船長のノーチラス号でした。

その他雑文インデックス 山形浩生トップ


YAMAGATA Hiroo<hiyori13@alum.mit.edu>
Valid XHTML 1.1! cc-by-sa-licese
このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。