メインメニューの編集

はじめに

メインメニューは、アプリケーションの置き場所で、パネルにある。メインメニューはGNOME があらかじめいくつか中身を用意してあるけれど、使う人の作業の習慣にあわせて設定を変えられる。メインメニューは、大きく3つのサブディレクトリに分けられる:プログラム(システムメニュー)、お気に入り(ユーザメニュー)、アプレット(パネルアプリケーション)だ。メインメニューに新しいアプリケーションを追加するには、メニューエディタが用意されているけれど、システム管理者 (root) 以外はシステムメニューにはアプリケーションを追加できない。この節では、アプリケーションをメインメニューに追加する方法を説明しよう。

メニューエディタを使う

メニューエディタは、メインメニューの設定ツールだ。メニューエディタの起動には、メインメニューランチャをクリックするか、グローバルメインメニュー(「足跡」メニュー)の中の「プログラム」をクリックして、 設定 -> メニューエディタ を選べばいい。

メニューエディタ

図 1. メニューエディタ

メニューエディタは大きく2つの部分に分かれる。左側は、デフォルト状態のメニューだ。右側は、タブつきのダイアログで、メニューに新しいアプリケーションを追加するのに使う。

左側のメニューツリーには、メインメニュー一覧が2つあるのがわかるだろう。一つはお気に入り(ユーザメニュー)で、もう一つがプログラム(メインメニュー)用だ。ユーザメニューはいまのユーザ用で、システムメニューはシステム上の全ユーザに共通だ。パッケージ済みのアプリケーションはすべてシステムメニューに入っている。

左のメニュー一覧では、メニューとなりの「+」マークをクリックすれば、フォルダを開けたり閉じたりして、自分のいまのメニューの中身が確認できる。

新しいメニュー項目の追加

新しいメニュー項目を追加したければ、ツールバーの 新規メニュー ボタンをクリックしよう、新しいメニュー項目が、ハイライトされたメニューに追加される。もしどのメニューもハイライトしていなければ、メニューツリーのてっぺんにそれができる。その新しい項目を選んで、右側のダイアログに必要情報を入力しよう。情報の入力が終わったら、 保存 ボタンを押すと、新しいメニュー項目が左のメニューツリーの、ハイライト位置に挿入される。ハイライトしたメニュー項目の移動には、ツールバーの「上に移動」「下に移動」ボタンを押せばいい。あるいは、左マウスボタンを押しながらドラッグしてやってもいい。

Important 重要
 

システムメニューを変えるには、root でログインしてないとダメだというのはお忘れなく。一派ニュー座は、ユーザメニューの追加・削除・編集しかできない。

メインメニューでのドラッグ&ドロップ

メニューエディタの中で:メニューエディタは、ドラッグ&ドロップをサポートしているので、作業は楽だ。アプリケーションを、入れておきたいフォルダにドラッグしてもいいし、自分のフォルダを完全に並び替えてもいい。

パネルへ:もしメニュー項目をパネルに起きたければ、メニューからパネルにドラッグ&ドロップすれば、そこにランチャができて、しかるべきプロパティは設定ずみになっている。ドラッグ&ドロップを使いたくなければ、メニューを右クリックして、 ポップアップ メニューから このランチャをパネルに追加する を選んでもいい。