引き出し

引き出しについて一番簡単に理解するには、なんかモノを入れておくいれものだと思えばいい。ふつうは、たとえばGNOME オフィスの各種アプリケーションとか、なにか関係のあるランチャを一つの引き出しに入れてみたりすることが多い。GNOME パネル の引き出しはこれをもう一歩進めて、引き出しをまさに パネル そのものの拡張にしてしまっている。だから引き出しは、いまある パネル の出し入れ可能な一部となる。 パネル に入るモノなら、ランチャだろうとアプレットだろうと他の引き出しだろうと、なんでも入る。

開いた引き出し

図 10. 開いた引き出し

引き出しを パネル においたら、クリックしてそれを「開い」て中身を表示できる。開いたら パネル にものを追加するのと同じやり方で、引き出しにモノを追加しよう。引き出しの端っこにある矢印のところを右クリックして 全体メニュー を開けばいい。引き出しを閉じるには、もう一回アイコンをクリックするか、端っこの矢印を左ボタンでクリックしよう。

引き出しのプロパティを設定するには、引き出しアイコンを右クリックして プロパティ... を選ぼう。これで 引き出しのプロパティ ダイアログが出てくる。引き出しに使うアイコンは、アイコンをクリックすれば出てくる。ツールチップ(ヒント)は ツールチップ/名前 のところに入力すれば変わる。このツールチップ(ヒント)は、マウスがその引き出しの上にきたら表示されて、中身を教えてくれる。あるいは 片づけボタン と矢印を引き出しの端っこに表示するかも選べる。

引き出しのプロパティ

図 11. 引き出しのプロパティダイアログ

また引き出しの背景色や背景画像もコントロールできる。引き出しを右クリックして プロパティ... を選んで 引き出しプロパティ ダイアログを開く。それから 背景 タブを選んで、 パネルの背景ダイアログ を呼び出そう( 背景タブ の節 を参照してね)。