遊びのアプレット

15パズル アプレット

15パズル アプレットは 図 3 にでているやつで、四角い枠の中で四角を動かして、順番に並べようとするものだ。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> 娯楽 -> 15パズル を選ぼう。

図 3. 15パズルアプレット

使い方

アプレットは、正しい順番にコマが並んだ状態で起動する。あとでこの並びを復元するのがあなたの役目だ。新規のゲームをするには、アプレットを右クリックして ピースをバラバラにする を選ぼう。コマを、左マウスボタンでクリックして動かし、全部もとの並びに戻そう。終わったら 勝ち! ダイアログボックスがでてくる。

アプレットを右クリックすると、以下の項目のメニューがでてくる:

  • ピースをバラバラにする :タイルの位置をバラバラにする。新規ゲームの出発点だ。

  • ヘルプ :この文書を表示。

  • 情報... 15パズル アプレットについて基礎情報を表示する。バージョンと著者名など。

既知のバグや制限

いまのところなし。

作者たち

15パズル を書いたのは Federico Mena Quintero ( )だ。Sam Lloyd が 1878年 に考案したゲームをもとにしている。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー ユーティリティ サブメニューにある。

このマニュアルの著者は Telsa Gwynne ( ) だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。

おさかな君アプレット

おさかな君 アプレットは 図 4 のようなもので、 パネル に小さなさかなを表示して、それ以上はなーんの役にもたたない。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> 娯楽 -> おさかな君 を選ぼう。

図 4. おさかな君アプレット

使い方

ほかの多くのさかなと違って、このおさかなはほとんど世話もいらないし、水槽掃除も不要。しあわせに水の中を泳ぎ続ける。質問すると、おもしろい考えを語ってくれるよ。

アプレットを右クリックすると、以下のアイテム入りのメニューがでてくる:

  • プロパティ... :これは プロパティ ダイアログを表示する。

  • ヘルプ :この文書を表示する。

  • 情報... おさかな君アプレット についての基本情報を表示、バージョンや作者名など。

カスタマイズ

おさかな君 アプレットのカスタマイズには、右クリックして プロパティ... を選ぼう。すると プロパティ ダイアログがでてくる( 図 5 ), ここでいろいろ設定を変えられる。

図 5. プロパティダイアログ

プロパティは:

  • GNOME さかな君の名前:さかなの名前をここで変えられる。デフォルトの名前は Wanda だ。

  • アニメーションファイルの名前:ここでちがった絵をいろいろ選べる。デフォルトでは画像一覧は $PREFIX/pixmaps/fish/ にあって、参照して好きなのを選べる。また別のパス名を指定して独自の絵を使ってもいい。

  • アニメーションのフレーム:アニメーションのフレーム数。デフォルトは3だけれど、 1 から 255 まで指定できる。

  • フレーム間のポーズ:絵を次のものにするまでの時間を秒単位で指定する。デフォルトは1秒だけれど、0.10 から 10 秒まで指定できる。

  • 垂直パネルで回転:これは垂直パネル用で、チェックしておくと、おさかな君はパネルで下向きに泳ぐのである。チェックがないと、水平方向に泳ぐので、垂直パネルはそれにあわせて幅が広くなってしまう。

変更をすませたら、 OK をクリックして変更を反映させて、 プロパティダイアログを閉じる。変更を破棄してもとの値を使うには キャンセルボタンを押す。

既知のバグや制限

特になし。

作者たち

Fish (おさかな君) を書いたのは George Lebl ( )だ。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー ユーティリティ サブメニューにある。

このマニュアルの著者は Telsa Gwynne ( ) だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。

目玉アプレット

目玉 アプレットは 図 6 に示すように、目玉2つでマウスポインタのほうを見続ける。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> 娯楽 -> 目玉 を選ぼう。

図 6. 目玉アプレット

使い方

目玉がマウスを見るのを見よう。

アプレットを右クリックすると、以下のメニューがでてくる:

  • プロパティ... プロパティ ダイアログを開く。

  • ヘルプ :この文書を表示。

  • 情報... 目玉アプレット についての基本情報表示。アプレットのバージョンや作者名など。

カスタマイズ

目玉 アプレットのカスタマイズには、右クリックして プロパティ... を選ぼう。すると プロパティ ダイアログがでてくる( 図 7 )。ここでテーマを変えられる。

図 7. プロパティダイアログ

このウィンドウは、 目玉 用に現在インストールされている各種のテーマ(見かけ)を表示する。好きなものを選ぼう。

新しいテーマを選んでから OK を押して変更を反映させて プロパティ ダイアログを閉じよう。

既知のバグや制限

デフォルトのものを除いて、テーマのほとんどは一部の パネル サイズには大きすぎるため、 パネル が太くなってしまう。

作者たち

目玉 を書いたのは Dave Camp ( だ。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー ユーティリティ サブメニューにある。

このマニュアルの著者は Telsa Gwynne ( ) とArjan Scherpenisse ( )だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。

ライフゲーム

GNOME パネル用 ライフゲーム は、パネル何の小さな四角の中で、コンウェイのルールに基づく "ライフゲーム" を実行する。有機体と背景色は絶えず変わる。これは gnome-applets パッケージに入っている。

このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> 娯楽 -> ライフゲーム を選ぼう。 あるいは、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してもいい: life_applet --activate-goad-server=life_applet &

図 8. ライフゲームアプレット

使い方

いったん置かれたら、ライフゲームでは何もしなくていい。勝手にしあわせに動き続ける。

アプレットを右クリックすると、以下のメニューがでてくる:

  • バラバラにする :ゲームをバラバラの状態にする。ゲームが同じパターンの繰り返しになって退屈になってきたら使おう。

  • ヘルプ :この文書を表示。

  • 情報... ライフゲームアプレット についての基本情報を表示、バージョンや作者名など。

ルール

コンウェイが1970年に記述したライフゲームのルールは以下の通りだ:

  • 正方形に区切られた格子を用意する(ふつうはただの正方形)。その一部に、ランダムに細胞を配置する。これが世代ゼロ。

  • 隣に細胞が2つか3ついる細胞は、次の世代に生き残る。

  • いま細胞のいない四角で、隣に3つ細胞がいる場合には、そこに新しい細胞が誕生する。

  • 世代を重ねる。

ゲームはやがて、いくつかの終わりを迎えることになる:

  • 全細胞が死滅する(理論的にはあり得るが、ライフゲームアプレットではほとんど見られない)。

  • ある定常状態に達して、残った細胞は全部そのまま生き続けるが、新しい細胞は生まれなくなる。

  • 動的な均衡状態。あるパターンを繰り返す均衡状態に到達する。

おもしろさのため、いまのライフゲームアプレットのグリッドは 78 x 78 で、細胞は四角の50%を埋めた状態から始まる。

既知のバグや制限

特になし。

作者たち

ライフゲーム を書いたのは George Lebl ( )だ。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー ユーティリティ サブメニューにある。

このマニュアルの著者は Telsa Gwynne ( ) と Eric Baudais ( )だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。

オドメーターアプレット

GNOME パネル オドメーター アプレットは 図 9 に示したようなやつで、マウスポインタがデスクトップをどのくらい動いたかを追跡して計測する。 gnome-applets パッケージに含まれる。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> 娯楽 -> オドメーター を選ぼう。

図 9. オドメーターアプレット

使い方

いったん設置したら、オドメーターは何もしなくていい。だまってパネルにすわって、マウスの動きを追っかけてくれる。さらにマウスポインタをオドメーター上にもってくると ツールチップ が表示されて、いまの距離表示がメートル法(センチ、メートル、キロメートル)か、それともフィートか(インチ、フィート、マイル)を教えてくれる。上の値が、移動距離の合計で、下の値は部分的な移動距離でいつでもリセットできる。

アプレットを右クリックすると、以下のメニューがでてくる:

  • リセット :オドメーターアプレットの値をゼロに戻す。

  • プロパティ... プロパティ ダイアログを呼び出す。

  • ヘルプ :この文書を表示。

  • 情報... オドメーターアプレット についての基本情報を表示、バージョンや作者名など。

カスタマイズ

オドメーター アプレットのカスタマイズには 右クリックして プロパティ... を選ぼう。すると プロパティ ダイアログがでてくる( 図 10 )ここで各種設定を変えられる。

プロパティダイアログ (タイトルは「プロパティ」ではなく「距離計の設定」になっているけれど)は、2つの部分に分かれる。片方は一般オプションで、一つはテーマだ。

一般

図 10. プロパティダイアログ(一般設定タブ)

一般タブ 図 10 に示したもので、オプションが4つある。

メートル表記

If the メートル設定 チェックボックスにチェックが入ると、マウスポインタの走行距離はメートル法で表示される。チェックがなければ、フィートで表示される。マウスポインタをオドメーター上にもってくると、いまの表示単位を示す ツールチップ が出る。

自動リセット

自動リセットチェックボックス がオンになると、オドメーターは、起動ごとに、またはセッション開始ごとにゼロに戻る。これで、毎朝GNOME セッションをリスタートする人なら、一日ごとにマウスの移動距離を表示できる。

計る

「計る」チェックボックス がオンになっていたら、オドメーターはポインタの移動距離を計測し続ける。そうでなければ、チェックボックスをオンにするまで、数字をゼロにしておく。

桁数

The 桁数フィールド はオドメーターの表示桁数を指定する。デフォルトは4で、1から10まで指定できる。

テーマ

図 11. プロパティダイアログ(テーマタブ)

テーマタブ 図 11 に示したもので、各種テーマを持っている。デフォルトだとこれは $PREFIX/odometer/ にある。

変更をすませたら、 OK をクリックして変更を反映させて、 プロパティダイアログを閉じる。変更を破棄してもとの値を使うには キャンセルボタンを押す。

既知のバグや制限

特になし。

作者たち

オドメータアプレット を書いたのは Fabrice Bellet ( )で、Arment Nakashian による KDE 用 Mouspedometer に基づいている。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー ユーティリティ サブメニューにある。

このマニュアルの著者は Arjan Scherpenisse ( ) だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。