パネルの基本

NOME パネル を使うのはとっても簡単で、グラフィックベースの OS を使った人ならだれでもすぐにわかるはず。ここでは、手始めに基本的な入門編をやって、以下のセクションで各種のパネルオブジェクトや機能をもっと詳しく見ていこう。

パネルオブジェクト入門

パネル がもてるオブジェクトは何種類かある。見本の パネル 図 1 に示した。各種のパネルオブジェクトが乗っかっているよね。

パネルの例

図 1. パネルの見本

この見本の パネル にはこんなオブジェクトが乗っかっている:

それぞれのオブジェクトの種類については、この先のセクションで詳しく説明してある。パネルオブジェクトは、簡単に追加、移動、削除できる( パネルオブジェクトの追加、移動、削除 の節 を見てね)。

右クリックメニュー

パネルオブジェクトをどれでも右マウスボタンでクリックすると、そのパネルオブジェクトの 右クリック メニューが出てくる。このメニューには パネル からそのオブジェクトを削除するための パネルから削除 パネル の中や二つの パネル 間でオブジェクトを移動するときの 移動 、以下で説明する パネル サブメニュー、そしてたいがいは、そのオブジェクト特有のメニューがいくつかある。引き出しやメニューやランチャの場合、オブジェクト特有のメニューは プロパティ... だけで、これはそのオブジェクトのプロパティや設定をカスタマイズするためのものだ。アプレットなら 右クリック メニューにはおおむね 情報... メニューがあって、そのアプレットについての情報、たとえば作者の名前やアプレットのバージョンなんかが見られる。また ヘルプ で、そのアプレットのドキュメンテーションを見たり、 プロパティ... でそのアプレットのプロパティや設定ができる。アプレットはしばしば、その他にもアプレット独自のコントロールが 右クリック メニューに入っている。

パネル サブメニューは、 パネル を作ったり削除したり パネル にオブジェクトを追加 したりするのに使う。あと、 プロパティ メニューを使えばそれぞれの パネル のプロパティを変えたりもできるんだよ(くわしくは 個別パネルプロパティ の節 を見てね)。またはすべての パネル のプロパティを変えたければ 全体のプロパティ... メニューを使うといい ( パネル全体のプロパティ の節 を見てね)。

パネル そのものを右クリックすることもできるんだ。すると メインメニュー が出てくる。特に、このメニューにはいま説明した パネル サブメニューが入ってる。

パネルを片づける

 見本 パネル の左右の端と、 図 2 にある矢印アイコンは パネル を片づけるのに使う。

片づけボタン

図 2. 片づけボタン

この矢印をどれか押すと、 パネル はその矢印の向きにするするとスライドして、片づけられるので、 パネル で見えたままになるのは 片づけ ボタンそのものだけになる。これをもう一回押すと、 パネル はまた出てくる。

パネル は、使わないときには自動的に片づいて、マウスが パネル の居場所にきたときに再登場するように設定できる。これは、小さな画面のマシンだと便利だよ。 パネル の自動片づけのやり方が知りたければ 個別パネルプロパティ の節 を参照してね。

ログアウト

GNOMEからログアウトするには、 パネル を右クリックして ログアウト を選ぼう。すると ログアウト ダイアログが出てくる。 図 3 みたいなやつだ。

ログアウトダイヤログ

図 3. ログアウトダイアログ

いまの設定を保存したければ 現在の設定を保存 チェックボックスを保存しよう。これはいま開かれているGNOME アプリケーションをすべて保存して、 コントロールセンター でやった変更すべてを保存する。

デフォルトのログアウト方法は、 ログアウト (Logout) オプションを使うことだ。これはGNOME セッションを終了するけれど、コンピュータはシャットダウンしない。システム設定によっては、 停止 (Halt) オプションもあるかもしれない。これはコンピュータをシャットダウンしちゃう。あと 再起動 (reboot) オプションは、コンピュータを再起動させる。

Note 高度なユーザへのメモ
 

停止(Halt) 再起動(Reboot) の選択は、あなたが /usr/bin/shutdown コマンドを実行する権限があるときにだけ表示される。

ログアウトしたくなければ、 いいえ(No) ボタンを押せば、もとの GNOME セッションに戻れる。さもなければ はい(Yes) ボタンを押せばログアウトできる。

Note ログアウトとウィンドウマネージャ
 

GNOME 準拠のウィンドウマネージャを使っていれば、ログアウト機能は GNOME と同時にウィンドウマネージャも終了させる。もし非準拠のウィンドウマネージャなら、自分でウィンドウマネージャを終了させなきゃならない。

ログアウト ダイアログを無効にして、 ログアウト メニューを選んだら、問答無用で GNOME セッションが終わるようにもできる。これには メインメニュー -> 設定 -> 起動プログラム と選んでって、そこでGNOME コントロールセンター を選んで、 ログアウト時のプロンプト ボタンのチェックをはずそう。

スクリーンのロック

ときどき、GNOME の動いているコンピュータの前を離れることになって、人に GNOME のセッションを見られたくない時があるよね。GNOME だと、画面をロックすることができて、パスワードがないとそれを解除できないようにすることもできる。GNOME セッションをロックするには、 パネル の端のどっちかを右クリックして、 スクリーンのロック を選ぼう。あるいは ロックボタン (see the section called The Lock Button ) が パネル 上にあったら、そのボタンを押すだけで画面がロックできる。画面のロックを解除するには、ログインの時のパスワードを入れればいい。

Note スクリーンセーバーとロックボタン
 

スクリーンのロック ボタンは、 xscreensaver プログラムの機能を使ってるんだ。これは、 コントロールセンター がスクリーンセーバーを設定するのに使うのと同じソフトね。だから スクリーンのロック ボタンが機能するためには、スクリーンセーバーを コントロールセンター で有効にしておくこと。