メールチェック は、パネルにすわって、新しいメールが来たら教えてくれるアプレットだ。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> ネットワーク -> メールチェック を選ぼう。
メールチェックの プロパティダイアログボックス は二つの部分に分かれる。一つは、メールチェックアプレットがどうふるまうかを指定するところで、もう一つは、メールを探すのにどこを見るかの指定だ。
メールチェックのオプションは6つの部分でできている:
ときどき、アプレットが新着メールをチェックする前に fetchmail などのソフトを実行したいことがある。このためには、チェックボックスをチェックして、空欄に実行したいプログラム名(コマンド)を入れよう。
ときどき、新着メールがきたら、なにか他のプログラムが実行したいことがある。よくあるのが、新着メールがきたら、なんか音をたてろ、というもの。このチェックボックスをチェックして、空欄にコマンド (たとえば mpg123 sillynoise.mpg とか esdplay sillynoise.wav ) を入れるとこれが実現できる。
プログラム名(ふつうは balsa や spruce などもメールリーダ)をここに入れてチェックボックスを有効にしておくと、アプレット上で 左マウスボタン をクリックすればそのプログラムが自動的に実行されるようになる。
メールがきているかどうかをチェックする間隔のはばを、 1440 分(一日一回)から「一度もしない」まで変更できる。「一度もしない」にするのはばかばかしいし、ソフトも混乱する。デフォルト値は、二分ごとになっている。
この チェックボックス をチェックしておくと鳴る音は、アラームのベルだ。これは $prefix/sound/events/mailcheck.soundlist に記述してある。別の音にしたければ、それを変えてサウンドファイルを $prefix/sounds/ に置こう。
アニメーションの名前が書いてあるボックス をクリックすると、新着メールがきたときに表示される各種アニメーションの一覧が出る。
メールボックスのオプションは4つの部分にわかれている。一部はグレーになって選択できないかもしれない。
メールボックスの場所を書いたボックス をクリックすると、新着メールを探すのにどこを見ればいいか指定できる。
ローカルのメールスプールかローカルのメールディレクトリをメールボックスの場所として選んだら、どのファイルやディレクトリをアプレットが見ていればいいかを空欄に指定することになる。ここにはファイル名は一つしか入らない。メールサーバ関連の項目はグレーで選べなくなっている。
リモートの POP3 やリモートの IMAP をメールボックスの場所として選ぶと、そのメールサーバの詳細と、ユーザ名とパスワードを入力することになる。パスワードを入れないと、アプレットは初めてメールをチェックするときにこれを聞いてくる。ローカルファイル名に関する部分はグレーで選べなくなっている。
このアプレットを書いたのは Miguel de Icaza ( < miguel@gnu.org > ), Jacob Berkman ( < jberkman@andrew.cmu.edu > ), Jaka Mocnik ( < jaka.mocnik@kiss.uni-lj.si > ) 、 Lennart Poettering ( < poettering@gmx.net > )だ。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また GNOME 1.1 以降を使っている人は バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー の ユーティリティ サブメニューにある。
このマニュアルの著者はTelsa Gwynne ( < telsa@linuxchix.org > ) and Eric Baudais ( < baudais@okstate.edu > )だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: < docs@gnome.org > またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。
モデムモニタアプレット を 図 51 に示す。これは作動中のモデムを見張る。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> ネットワーク -> モデムモニタ を選ぼう。
このアプレットは、モデムが機能しているか、そしてそのふるまいや性能を見るのに使う。また 緑の光がついたボタン を押すことで、ほかのスクリプトを呼び出して接続を起動したりもできる。
アプレットを右クリックすると以下の項目入りのメニューが出てくる:
設定 :は 設定 ダイアログを呼び出す。
ヘルプ :この文書を呼び出す。
情報 :この モデムモニタアプレット についての基本的な情報を表示。バージョンや作者名など。
モデムモニタアプレット のカスタマイズには、右クリックして 設定... を選ぼう。すると モデムモニタ設定 ダイアログが出てくる ( 図 52 )。ここでいろいろな設定が変えられる。
設定項目は:
接続時間とスループットを表示する : モデムモニタアプレット のグラフィック表示が拡大して、小さなテキストボックス二つができて、いまのデータ転送速度(上)と接続時間(下)を表示する。
接続コマンド: と 切断コマンド: : モデムモニタアプレット を使って接続を開始するには、接続コマンドを 接続コマンド テキストボックスに、切断コマンドをその下の 切断コマンド/B> に入力しよう。アプレットのボタンをクリックすると、モデムが作動して接続または切断する。
接続の確認 :接続を確認するダイアログボックスを表示。
更新間隔(毎秒) : モデムモニタアプレット の表示更新頻度を指定。
接続時間とスループットを表示する :アプレットにテキストウィンドウを2つ追加して、そのデータ転送速度でどのくらい接続していたかを示す。モデムのパフォーマンスをモニタするにはいい方法だ。
お望みの変更が全部終わったら OK を押して変更を反映させ、 プロパティ 4ダイアログを閉じよう。変更を破棄して前の値に戻すには 閉じる ボタンを押そう。
モデムモニタアプレット の 上級設定ダイアログウィンドウ は、アプレットの上級機能をコントロールさせてくれる。
設定項目は:
モデムロックファイル: モデムが稼働しているときにコンピュータがつくるファイルだ。これでほかのソフトは、モデムが使用中なのがわかる。デフォルトでは /var/lock/LCK..modem で、もしあなたのマシンが /dev/modem から実際のデバイスへシンボリックリンクを張っているなら、これがいちばんよく使われる。もしデバイス名がちがえばロックファイルもちがってくるので、システム管理者に確認しよう。 モデムモニタアプレット は、モデムを見つけてモニタするのにこの情報が必要なんだ。
ロックファイルの所有者を確認する :ロックファイルが本当にいま走っている PPP デーモンのもので、古いやつが残っていただけじゃないことを確認する。これはデフォルトでチェックされているので、いじらないこと。
デバイス :デバイス。ふつうは Linux マシンなら ppp0 で、モデムの使っているネットワークインターフェースだ。もし ppp0 とはちがう名前を使っているようなら、自分のシステムのドキュメンテーションを見て、正しいものを指定しよう。
ほかに可能性のあるネットワークインターフェースの名前としては、 ippp0 (Linux ISDN); isp0 (NetBSD ISDN)、 ipdptp0 (Solaris PPP)などがある。
ISDNを使用する :ISDN モデムを使っている人は、 ISDNを使用する チェックボックスを有効にしよう。すると モデムモニタアプレット は、これまでの設定で通常のモデムだけに関係する部分を全部無視する。
お望みの変更が全部終わったら OK を押して変更を反映させ、 設定 ダイアログを閉じよう。変更を破棄して前の値に戻すには 閉じる ボタンを押そう。
上級設定ウィンドウの ロックファイルの確認 チェックボックスは、かならず有効にしておくこと。将来の モデムモニタアプレット からは、たぶんこの設定は削除されるだろう。
このアプレットを書いたのは John Ellis ( < johne@bellatlantic.net > ) と Martin Baulig ( < martin@home-of-linux.org > )だ。コメントや提案、バグ報告はすべて Gnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方については オンライン で説明が読める。) また GNOME 1.1 以降を使っている人は バグ報告ツール ( bug-buddy )も使える。これは メインメニュー の ユーティリティ サブメニューにある。
このマニュアルの著者はJohn Fleck ( < jfleck@inkstain.net > )だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクトへ送ってほしい: < docs@gnome.org > またはオンラインで GNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。
ウェブコントロールアプレット を 図 54 に示す。これは Netscape ブラウザで、URLテキストボックスに指定したURLを表示させる。このアプレットを パネル に追加するには、 パネル を右クリックして パネル -> パネルに追加 -> アプレット -> ネットワーク -> ウェブコントロール を選ぼう。
このアプレットを使うには、みたい文書のURL をテキストボックスに入れよう。インターネットの URL なら、頭のhttp://をつけて、ウェブアドレス(たとえば http://www.gnome.org/)を入れよう。ローカルファイルなら、ファイル名を入れればいい。
新しくウィンドウを開いてそこにページを表示したければ 新しいウィンドウで開くチェックボックスをチェックしよう。
アプレットを右クリックすると、以下のメニューが出てくる:
設定:設定ダイアログを表示。
ヘルプ:この文書を表示。
情報 ウェブコントロールアプレット についての基礎情報を表示。バージョンや作者名など。
また ウェブコントロールアプレット のカスタマイズには、右クリックして 設定... を選ぼう。すると 設定 ダイアログ( 図 55 ) が出てきて、いろいろ設定が変えられる。
設定項目は以下のとおり:
URL ラベルの表示 :アプレットのテキスト入力ウィンドウの左に Url: と表示。
"新しいウィンドウで開く" オプションの表示 :ページが新規ブラウザウィンドウで開くか、いま開いているウィンドウで開くかを決めるチェックボックスをアプレットに表示。
お望みの変更が全部終わったら OK を押して変更を反映させ、 設定 ダイアログを閉じよう。変更を破棄して前の値に戻すには 閉じる ボタンを押そう。
ウェブコントロールアプレット が起動するのは Netscape だけだ。 Netscape を持っていないと動かない。別のブラウザで URL を扱うようにしてあっても、 ウェブコントロールアプレット はやっぱり Netscape を起動する。
ウェブコントロールアプレット は、パネルが自分の ふつうの幅や高さより小さくても、サイズを自動調整しない。これは小さい垂直パネルや水平パネルだと問題になる。
このアプレットを書いたのは Garrett Smith <gsmith@serv.net> だ。コメントや提案、バグ報告はすべてGnome bug tracking database に送ってほしい (バグ報告提出のやり方についてはオンライン で説明が読める。) また GNOME 1.1 以降を使っている人は バグ報告ツール (bug-buddy)も使える。これはメインメニューのユーティリティサブメニューにある。
このマニュアルの著者はJohn Fleck (<jfleck@inkstain.net>)だ。このマニュアルに関するコメントや提案は以下の GNOME ドキュメンテーションプロジェクト<docs@gnome.org > へ送ってほしい。またはオンラインでGNOME Documentation Status Table を使ってコメントをつけることもできる。