一言で言えば、はい、そうです。GNOME で使っている GPL と LGPL は、「オープンソース」定義の中ではっきりオープンソースライセンスの実例として挙げられている。でも、ぼくたちは GNOME を語るときにはなるべくオープンソースということばは使わないようにしている。この用語はフリーソフトに含まれる自由というのを意図的に隠しているし、。さらにフリーでないソフトにもこのことばが適用されたりしているからだ。
この用語は、自由の話なんかききたくないという企業にも、フリーソフトを導入させようという試みの中で生まれた。個人的な経験では、ほとんどの企業も自由の話は喜んで聞いてくれたけれどね。自分のニーズにあわせてソフトをカスタマイズするニーズ、ソフトを替えずにソフト開発者を替える自由、顧客や業者にソフトをあげる自由というのは、どれもフリーソフトなら提供するのに、独占ソフトでは提供されないのがふつうだ。だけれど、こういうことができると、 ビジネス面からもとても都合がいい。オープンソースとフリーソフトのちがいについて、詳しくはリチャード・M・ストールマンによる以下の記事を読んでほしい。 http://gnu.org/philosophy/free-software-for-freedom.html