フランス歴史学派 (The French Historical School)

原ページ
 
Google
WWW 検索 cruel.org 検索

enghist.gif (34747 bytes)

1878 年以後、フランス中の法学部に経済学教授職ができたために、フランスの体制派におけるフランスリベラル学派の独占体制は崩れた。新しい教授職についた人々の多くは、かなり毛色のちがう人々だったからだ。

 ドイツ歴史主義に大きく影響を受けた (そして台頭しつつあった社会主義にもちょっと影響を受けた) この新しい学者群たちは、経済学において歴史的・経験主義的な手法を追求した。また政治にも積極的に参加して、一部は国家共同組合主義 (State corporatism) に大きく傾倒。その主要な媒体は Revue économique internationale だった。

 Émile Levasseurの指導のもとで、フランス歴史学派はローザンヌ学派を誕生とともに潰すにあたって大きな役割を果たした(とはいえ例外的に寛容だったシャルル・ジイドのふるまいは、その栄誉のため特筆しておこう)。でも、かれらが自覚的な「学派」じゃなかったのでは、という議論は可能だし、その「歴史主義」という肩書きも疑問視はできるだろう。たとえばその ビジネスサイクルの流れはきわめて理論的だったし、その後のサイクル理論に影響も大きかった。

初期のフランス歴史学派

歴史学派

フランス歴史学派に関するリソース


ホーム 学者一覧 (ABC) 学派あれこれ 参考文献 原サイト (英語)
連絡先 学者一覧 (50音) トピック解説 リンク フレーム版

免責条項© 2002-2004 Gonçalo L. Fonseca, Leanne Ussher, 山形浩生 Valid XHTML 1.1