カール・カウツキー (Karl Kautsky), 1854-1938.

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K. カウツキーの肖像

 カール・カウツキーはエンゲルスの後を継ぐマルクス派の理論指導者として正当に認知されている。カウツキーはカール・マルクスの『剰余価値学説史』(1905-10)の編纂者、Die Neue Zeitの創刊者、ドイツ社会民主党の政治指導者であった。かれは、第一次世界大戦でのドイツの侵略性も 1917 年革命後のロシア・ボルシェヴィキの行状も糾弾した。

 カウツキー自身の純粋な経済理論にたいする貢献は相対的に小さかったが、かれはマルクス派内外からの批判に正統マルクス派の威信をかけて対応した。こうして、カウツキーは、エデュアルト・ベルンシュタインの「修正主義的」マルクス解釈 (1899) の主な反論者として、社会主義計算論争(1907) の主役として、そしてマルクス派内部の恐慌論論争と帝国主義論争では仲裁者としての役割りをはたした。かれの主な個人的貢献というのは、マルクスの理論を農業にまで拡大 (1899) したことだが、これにはバウアーから鋭い批判があびせられた。

カール・カウツキーの主要な著作

カール・カウツキーに関するリソース


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