ニコラス・カルドア (Nicholas Kaldor), 1908-1986.

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 戦後期の ケンブリッジ派経済学者最右翼とも言うべきニコラス・カルドアは、ワルラス派=オーストリア派の伝統に基づくロビンズ の LSEで専門家としての頭角をあらわした――そして均衡理論 (1934)、企業理論 (1934, 1935), 資本理論 (1939)、そして特に厚生祉経済学の面で重要な貢献をした。特に厚生経済学では、福祉の比較のために有名な「補償基準」を考案した (1939)。

 ケインズ『一般理論』(1936) 登場と共に、カルドアは LSE のルーツを捨ててケインズ革命に参加した――そしてその過程でピグーにも改宗を迫った (e.g. 1938)! ケインズ理論への重要な貢献としては「自己利率」の概念や投機の動的影響 (1939)、景気循環の内生理論構築のための非線形力学導入 (1940) などだ。カルドアはまた、F.A. ハイエクと熾烈な論争 (1939, 1942) を展開し、ハイエクの景気循環論は失墜することになった。

 この派生として、カルドアは成長理論に対してケンブリッジ派アプローチを構築した (1954, 1956, 1961, 1962)。これはいくつかリカード的な概念を持ちだし、新リカード派ポストケインズ派理論の核心となる。また、 theory. He also adopted and developed ヴェブレンの「累積因果関係」やフェルドーンの法則を採用発展させた (1966, 1970, 1977, 1981) これは内生的成長理論の初期の構築で、やがてポストケインジアンの標準装備となる。生涯を通じてカルドアは新古典派経済学全体と、特にマネタリズムを、その理論面でも政策的な意味合いでも厳しく批判し続けた (1970, 1972, 1975, 1977, 1983, 1985)。

戦後期にカルドアは 開発政策で技能を活かした。発展途上国に対する政策提言としては有名な「支出税」 (1955) 方式 (これはカルドアがインドとスリランカで顧問を務めていたときに、両国で実際に導入された)がある。バンコール「商品準備通貨」方式 (1964, ハートティンバーゲンと共著) はまだ実施した国はない。

 経済学への貢献は数多く多岐にわたるが、カルドアを最も有名にしているのは、ジョーン・ロビンソンとともにケンブリッジ派の中核とそのは生物――新リカード派ポストケインズ派を作り上げたことだろう。

ニコラス・カルドアの主要著作

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