フランスの社会学者、オーギュスト・コントの精神的な弟子で Année Sociologique 創始者。1893 年の著書は、社会的調和が個人の利己性と自由契約から直接出現できるという経済学者の発想を疑問視した。デュルケムは、分業から来る社会的な差別化が、それでも社会的なまとまりと一貫性を持ち得ることを示した。かれはこれを説明するのに「有機的まとまり (organic solidarity)」という概念を導入した。アダム・スミスとは反対に、デュルケムは分業は社会をもっと豊かにするための一連の「意志決定」(だってだれの?)としてではなく、進化プロセスの結果として見た。またカール・マルクスとは反対に、デュルケムは経済要因よりも社会要因のほうが強いのだと強調。
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