草創期の経済理論

純生産の刈り入れ

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「テオクリトスとホメロスは退屈なだけ
かれに真の喜びを与えたければ
アダム・スミスを読ませるがいい。
いや実に深遠なる経済学者で
国の富について語ったことだよ;
かれの友人たちが聞かされたのは
国はその産物に依存するのであって金ではないと――
かれの会話はこの事ばかり。
父親それを聞いて顔をしかめてうめき
手持ちの土地をすべて金に換えたとさ」

(アレクサンドル・プーシキン『エウゲニー・オネーギン』 1833: 1.VII)

「あなたの著書の中で、連中に雷を落として叩きつぶし、塵と灰にしてしまってくれることを祈ります! あの連中はまったく、ソルボンヌの壊滅以来、現存する最も得たいの知れない傲慢な連中の集団なのだから。」

(デビッド・ヒューム、モレレへの手紙で重農主義者について語る。1769 年 7 月 10 日)

「アダム・スミスの偉大な著書は、国の豊かさがなぜ生じるかを述べると主張してはいるが(中略)理論経済学史の観点からすると、かれの著書の中心的な成果は、分業が相対価格メカニズムを通じて、どんなふうに均衡に保たれがちか、という様式を示してみせたことだ。その示し方は(中略)現代のローザンヌ学派の高度に洗練された道具立てとも一貫したものになっている。古典派の中核にあるのは、当の古典派たちがそれを別の名前の下に隠そうとしても、実は価値と分配の理論なのだった」

(ライオネル・C・ロビンス, Essay on the Nature and Significance of Economic Science, 1932: p.68-9).

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